『失敗は成功のもと』という言葉のとおり、
人間が成功の筋道を辿るには、失敗を乗り越えていく必要があると思います。
失敗することに不安を感じ、リスクを取らない。
ミスしたら人に迷惑がかかる、怒られる。
過去に失敗した時にトラウマがある。
…など、失敗恐怖症の人はたくさんいることも実感しています。
落ちるかもしれない危ない橋を渡るより、いつか完成する絶対に落ちない鉄骨の橋の完成を待って渡ろう、と。

私はそれはそれでリスクがあり、ミスになる要因もあるように思えてなりません。
なぜなら、危ない橋を懸命に渡り切った人がいたとするならば、待ち続ける人とは大きなキャリアや経験の差が出る可能性が高いです。
また、人間は必ずミスを起こす生き物であることを本質的に理解していることもとても重要だと思います。
リスクを取らない人の多くに“完璧主義者”思考の人があります。自分や他者に対して高すぎる基準を持っている場合、失敗すると自分を否定し、他者を厳しくあたることに発展します。
新聞やテレビなど誤字脱字を徹底的になくす業界でも、訂正や修正は起きていますよね。
ミスは必ず起きるんですね。ニンゲンダモノ。
完璧主義を求めるなら、人間ではなくAI活用の方が精度が高いと思います。
大事なのは、ミスが起きた際の対処とリスク管理だということです。
ミスを恐れる人はミスしない準備を徹底しますが、ミスした際の準備が疎かになっていることが多々あります。
サッカーで例えるなら、競合チームと試合しなければ負けることはありません。
競合チームと試合をするのであれば、負けないために絶対に失点しないという気持ちは大前提におきます。
ただ、格上相手であれば、失点するリスクは必ずあります。監督は1点2点取られた悪いケースも想定しなければなりません。
失点したらゲームセットにならないために。

(死亡事故や犯罪のような例外を除いて)ミスは基本的にカバー出来ることばかりです。
自分にとってのリスク回避は、必ず直属の上司とトライする内容を共有しておくこと。
職位が上位=部下の監督責任があるわけで、失敗しても一人だけの環境を作らないことも大切です。
また、失敗したら必ず原因追求と検証、改善策を出すことで、ミスを最小限に抑えることにもなります。
ミスをネガティブに捉えず、ポジティブに捉えることで私自身も成長の伸びしろと考え、日々行動しています。
部下や後輩に仕事を振るのも『ミスを想定して振ってあげる』寛大なココロを持とうと思います。

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