突然ですが、みなさんは何のために仕事をしていますか?
お金を得るため?
自分の能力を発揮するため?
やりがいを見つけるため?
私も、イチ会社員として最近よく考えています。
そもそも今までそんな事を考えたこともあまりありませんでした。
なぜなら日本国において“勤労の義務”が定められているので、働くのは当たり前としか思っていなかったからです。
例えば自分の父は高校生〜65歳定年(再雇用で68歳)まで大手企業一社で勤め上げました。
『会社を辞めるなんてとんでもない』『辞めるのは仕事ができないやつ』という時代ですが、約50年、会社も仕事も変えずに頑張ってきたことは本当に尊敬します。
昔は休日出勤も多く、週1日休みが普通な企業も多かったと思います。転職しようにもハローワークや求人広告しか選ぶ方法がありませんでした。ハローワークは土日休みのため、本気で転職を行うには平日休みを取らなければ難しかったと思います。
多くの人は、耐える選択をされたのでしょう。
現在は転職アプリやSNSの普及により個人情報を登録したら24時間就職活動できます。通勤や自宅での時間を活用できるので、転職のハードルはかなり下がったと言えます。
今はいい人材ほど転職は簡単にできる時代で「企業が人から選ばれる時代」とも言われています。
話が逸れたので戻します。
私たち社員は企業に雇われていて、会社のためになることを精一杯やることで、対価として給与が支払われます。
企業は会社の目指すべき考えや理念に基づくことを社員を通して体現し、社会貢献や売上向上を目指すこと。対価として社員に給与を支払います。
本来、企業を“根”とすると、経営層社員が“幹”を創り、多くの社員が“枝”を創っていくイメージだと私は考えます。

ただし、幹の進むべき方向が曲がっていると当然企業経営が傾く可能性があります。
社員が基本的に幹の傾きを察知することはないと思いますが、営業やマーケティングに詳しい方などは疑問に思うことがあるかもしれません。
人より営業ができるとは1ミリも思ってないのですが、『このままで大丈夫?』と思っているの一人が私です。
同業他社との比較、自社の強み分析、売上格段の戦略アイデア、他部署連携などがあまりにも乏しく、上長に提言しても特に動きや回答も返ってこない状況です。
企業には、従業員を守る責任があります。
社員には、企業の果たすべき役割が与えられます。
ただこの双方は両想いであって成り立ちます。
私は両想いになっていない認識です。
昔のように企業が社員を簡単に守れない時代です。私自身も企業に守ってもらえるとはおもわないのです。
私が仕事をする理由の一番は『家族を養うためのお金を稼ぐこと』です。
多くの収入を得るため、生活を守るためには、自身のスキルや能力、何ができるかの分析は必須です。つまり能力を発揮しながら、やりがいを見出すことが、より大きなお金を稼ぐことだと認識しています。
働く上で、やはり働く理由を知っておくのはとても重要な意味があると実感した今日この頃でした。
ii-mon©︎