2歳の娘が大好きなアンパンマンを見ながら、「アンパンマンって良くも悪くも真面目だよな~」って思います。

だって、そうじゃないですか!!
一話約10分程度のだいたいの流れって、①タイトルに出てくるキャラクター登場→②バイキンマンがいたずらをする→③アンパンマンが助けにくる→④バイキンマンの攻撃が当たり、顔が異常状態に陥る→⑤タイトルキャラがSOS出す→⑥アンパンマン号到着、新しい顔を投げる→⑦アンパンマン元気100倍→⑧バイキンマン撃退…END


バイキンマンは、アンパンマン=憎きキャラ。単にパトロールしているアンパンマンにチャンスとあらば不意打ちなどします。

一方、アンパンマンはいたずら常習犯のバイキンマンがいくら悪さをしても、ことが起きる前には優しく接します。言葉選ばずにいうと「お人よしなのか、単におバカなのか」って思っちゃいます。

特別話や劇場版では、困って助けて~と言われたらバイキンマンでも助けます。ジャムおじさんの焼き立てパンを分けてあげたりもします。なかなかできることではありませんよね?


日常生活において、例えば大きなミスをした若い社員がいたとします。起きたミスに対して反省の様子は見えるものの、1週間後にまたミスをしてしまいました。
更に1週間後に私に与えられた業務を、その社員に任せられますか?


多くの方は、「またミスを犯すであろう」と仮説を立て、”自分でやった方がいい”や”他の人にお願いしよう”と考えてしまうのではないかと思います。
その関係性に、すでに信頼がないからです。

ただ、その若い社員は自信を失い、成長の機会を喪失してしまう可能性があります。


アンパンマンの本心は作者のやなせたかしさんがご逝去してしまい、わからないことではありますが、私個人の解釈としては、”アンパンマンは常にバイキンマンにチャンスを与え続けている”ように思っています。

私も社会人として中堅域に入ってきており、若手社員の教育に携わることも増えてきました。

前職の営業会社での給与はコミッション割合が高く、良いときと悪い時で3倍位の手取り差があるような働き方でした。当時の上司には、今でいう”パワハラまがい”の指導をされ続け、精神的に追い込まれた時期もあり、泣いたり、吐いたりすることもありました。

当時の地獄のようなキツさは覚えていますが、一方、大きな仕事を任せるための壁の乗り越え方の指導(プロセス)であったのではないか、と後から気づきます。

辞めたいと話した際も「営業の頂上を見てから辞めるのでも遅くはない。見上げる壁と見下ろす壁を見たことのある営業マンは最強!」と言われました。(言いくるめられたの間違いかも…w)

話は戻りますが、若手社員のミスは本人だけの問題ではないし、原因解明と改善案のフォローアップをしない限り、ミスは起こり続けるし、同時に管理者・指導者としての能力はあがりません。

纏めると、アンパンマンはバイキンマンに無意識で更生のチャンスを与えているのかもしれません。

そして、特別話でたまに見かける優しいバイキンマンの姿は、アンパンマンの日々の行動が成果となって現れたのかもしれません!

大人になってから見るアンパンマンの勇姿は、私にはそう見えています!笑

ii-monⓒ

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